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 思春期の君たちへ 

 思春期の君たちへ 

学校へ



クラスメートに、起立性調節障害の症状について説明してもらった翌日、

専科の授業で、みんなが別の教室に行っている間に、私と一緒に登校しました。

他の生徒に合わないうちに、すぐに帰ってきたのですが、

とりあえず、学校に行けました。しかも教室まで来ることが出来ました。

防災頭巾やお道具箱も持ってきて、置くことが出来たし、

夏休みの課題等の提出もしました。

欠席している間の、遅れている作業も出来ました。

それだけでも、大きな一歩だと思いました。


夜、クラスメートからメールが来ていました。

「先生から聞いたよ。みんないつでも待ってるからさ

 気が向いたらいつでも学校に来てもいいからね

 待ってるよぉ またメールするからネェ」


ドロシーは嬉しかったようで、すぐに返信していましたが、

嬉しさと同時に、プレッシャーも感じているようで、

返信したあとグッタリと疲れきっていました。


そして翌日『今日は学校行かない』と宣言し、お休みしました。



その後、『ママはどうして欲しい?』と、

ドロシーが学校に行かないことについて、

私の意見を聞いてきました。

突然の質問にビックリし、シドロモドロになりながらこう答えました。


『ドロシーが行きたくないと思ううちは、行かなくてもいいと思っているよ。

 でも、出来たら、まずは相談室登校を目標にしたらどうかな?と思っている。
 
 週に2回しか相談室は空いていないけど、

 一度、H先生(SC)に会ってきたらいいと思う』

と答えました。


すると、ドロシーは、学校に行けなくなる前に、

学校で何があったかを語り始めました。


親友がある日突然、いじめっ子と手を組んで、

ドロシーに嫌がらせや無視を始めたこと、

まるでドロシーがそこに存在していないように振舞われたこと、

「○○ってムカツクよね~無視だよね~」と聞こえよがしに陰口を言われたこと、

その、名前を言わずに、○○(まるまる)と言ったり、

名前の頭文字を言ったりするのが堪らなく辛かったこと、

別の子の悪口に共感するよう強いられたことがあって、

でも、ドロシーにはそれが出来ず、その子と一緒にいてあげたら、

ターゲットがドロシーに変わり、その子にまで無視されたりするようになったこと。

話している途中で、

『気持ち悪い・・・疲れた・・』と言ってドロシーは倒れました。

少しずつ、ドロシーが『吐き出し』を始めました。

そして『明日も学校に行かない』と宣言して寝ました。








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